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1999年10月06日

放射能ってなんだ?

http://journal.jp.msn.com/worldreport.asp?id=991004randy&vf=1
今週はたまたま出張でアメリカ合衆国に来ている。CNN でも東海村の事件、SONY の盛田氏の死去のニュースなどがトップで報じられていた。さすがに SPEED 解散は報じられていないが(笑)、NHK など日本の番組がそのまま放送されるチャンネルもあり、それらを見ていて少々気になったことがある。
日本のマスコミ報道での「放射線/放射能」という言葉の使い方がなんだかちょっと怪しいのである。

本来は

放射能:放射線を出す能力/性質のこと
放射線:不安定な原子核を持つ放射性物質が
    崩壊するときに原子から飛んでくるもの
    具体的には電子とか陽子と中性子の組み合わせとか電磁波とか…

である。
よって

「放射能が漏れる」は間違った表現
正しくは「放射線が漏れる」

「放射線のある物質」は間違った表現
正しくは「放射能がある物質」

「強い放射線」とはエネルギーの大きい放射線のこと
「強い放射能」とは放射線がでる可能性が高いこと
(出てくる放射線のエネルギーの大小は無関係)

英語の
放射線:radiation
放射能:radioactivity
をイメージすると分かりやすいかも知れない。

たしかに慣用的に「放射能漏れ」や「放射能を浴びる」という
表現が使われることも多くなったが、どうも混同している、あるいは
慣用的な表現かどうかを意識せずに使っていると思われるマスコミ報道が
多いような気がする。
文系、理系と教育が分離している日本の教育制度の弊害の現れなのだろうか…。

話しは変わるがタイトル部で記事にリンクさせて頂いた田口ランディ氏は
私の大好きなコラムニストの一人である。いつも興味深く読ませて
頂いている。彼女のように素でどかんとぶつかってくるような
言葉を投げてくれる人の文章は読んでいて痛快そのものだ。
ちなみに彼女のコラムで紹介されている友人とは私のことではありません。
一応、念のため。

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