2004年07月01日
2004年02月20日
CodeCon2004
明日から三日間開催されるCodeCon2004に参加してきます.もし「この話聞いて来てほしい」などのリクエストがあったら連絡してください.
2003年07月09日
コンテンツ流出時代のビジネスモデルは?
CNET Japanにコラム「コンテンツ流出時代のビジネスモデルは?」を寄稿しました.
読み手が読みたいように情報を読み、書き手がネット上の情報を使いたいように使い回す。情報の電子化もそれらのリンク付けも自動化が進む。ネットの発展はまるで意志を持った有機体の成長のようにすらなってきた。情報の発信者と受信者の区別、つまり「情報の所有領域」が曖昧になってきているP2P的な世界観の中で、どうコンテンツビジネスをすればいいのか。
2003年07月06日
『「なれっじまねじめんと」とかいうやつを、いち早く体現してやるのだ。ワハハ』
「社長がBlogを書け」を引用して頂いた「CIOのためのBlog活用法 」で梅田さんが
Blogを書きたいなんて思いもしない連中に無理やりBlogを書かせる必要なんて全くなく、「特殊カテゴリ」に属するGood Bloggerが「ここにこういうエキスパートが居るよ、こういうリソースがあるよ」(the key people, the key projects, the key resources)という情報をBlogで社内に発信していけばいいわけだ。と述べているが,確かにこれは現実的な路線の一つだ.
また,John Patrickの
企業が「Blog Central」というサイトを作り、Bloggerを注意深く選考する。選考基準は、部分的にはその知識だが、より「their great ability to communicate, to share, to be well connected and feel rewarded by connecting the dots for others」で選ぶべきだ。も,社内にBlogでの情報共有を根付かせるのに有効な方法だと思う.
しかし,NY TImesのWilliam O'shea がBlogs in the Workplace で紹介している米国企業でのBlogの社内利用の例はもっと身近で気軽なものだった.もちろん,「社長が書け」なんて大層な雰囲気はどこにもない.
2003年06月28日
社長がBlogを書け
梅田さんの記事日本企業こそBlogに対して戦略的取り組みを は多くの反響を呼んでトラックバックも打ちまくられた.
社員に、社内Blogツールを与えて、それを使うべくencourageしたらいい。社員に、自分が面白いと思うことについて、しゃべり続けさせたらいい。その結果を刈り取って分類すれば、社員の頭脳をマップすることができる。
というボストングローブ紙のメッセージは「ひざぽんもの」の提案のはずなのだが,みんなの反響を見ると「なんかそれだけだとうまくいかないような気がする」と感じている人が多い.それはなぜか.
2003年04月09日
3GとWi-Fiの敵は既存の通信環境
3GWi-Fi、対立構造を読み解くで梅田さんがPermanet, Nearlynet, and Wireless Dataを引いて3GとWi-Fiの対立構造を紹介しているが,私はこの両者は必ずしも対立するものではないと考えている.
2003年04月08日
バグダットのライブカメラ
渡辺千賀さんが
インターネットにアクセスできて、しかも英語を厭わなければ、莫大な情報を入手することができる。リアルタイムで戦争を両側の立場から見ることまでできてしまう時代になった。と述べているように,インターネットによって身の回りの情報は溢れ,生のソースに直接個人がアクセスできるようになると,いよいよ個人の情報を解釈する能力が試されるようになる.自分にとっての真実は何かを決めるのは自分.それは決して楽なポジションではないが,それはネットによって得られる自由に伴う責任だと思う.
2003年04月03日
Google News Search から RSS を生成する Perl スクリプト
トップページ右の「Google News Search: RFID はなに?」という問い合わせがあったので簡単に.これは私が今関心のあるキーワード,RFIDをGoogle News Searchで検索した結果の一覧で,RFID関連のニュースリストになっている.検索キーワードは気分によって変えたり,追加したりする予定だ.
RSSへの変換に使っているPerl スクリプトはここに置いてある.友人のいわくんがPHPのこれをPerlに移植してくれたものにちょっと手を加えたものだ.Movable Typeで使う場合はMT-RSS feedを入れるといいだろう.
2003年04月02日
情報が意識を持ってつながっていく現象: blog
梅田望夫さんのblogがCNETで再開した.多くのtrack backで指摘されているとおり,商業サイトとしてMovable Typeの採用は今後のニュースサイトのあり方を示す画期的な試みだと思う.梅田さんによると仕掛け人のCNET山岸さんはなんと25歳.今後の展開が楽しみだ.
2002年03月20日
青年たちよ,大志を抱け
http://it.nikkei.co.jp/it/njh/njh.cfm?i=20020318s2000s2
日経ネット時評にコラムを掲載しました.日本人を応援する曽我さんのメッセージが多くの人に届くことを期待しています.
2002年01月01日
そして新たな一年が始まる
「昨年は激動の年だった」と昨年も書いているが,昨年こそ個人的にも一般的にも激動だったと思う.日本のマスコミでは「経済の閉塞感」がキーワードになっているようだが,渋谷界隈を歩いていると,お洒落な若者たち,町の電飾,人混み,客寄せのかけ声などから感じるその町の活気と「閉塞感」の微妙なずれに違和感を覚える.ラテン系の開き直りとも少し違うその「ずれ」は何を意味するのだろう.日本人の潜在的な活力の現れなのか,それとも感覚の鈍さの現れなのか.
昨年は様々な方々にお世話になりました.
本年もよろしくお願申し上げます.
どうか皆様にとっても良い一年でありますように.
2001年12月14日
社会問題に技術で取り組む米国西海岸の教育研究機関
http://it.nikkei.co.jp/it/njh/njh.cfm?i=20011211s2002s2
バークレーに来て一番刺激を受けた感覚,「技術×ソシアルアントレブラナーシップ」について書いてみました.
2001年04月19日
米映画業界の銃口がGnutellaに
http://www.zdnet.co.jp/news/0104/18/e_gnutella.html?1304011710
これは「姿勢を示す」というのが彼らの意図なのだろう。
本来彼らがやらなくてはならないことは
・なにが違反でなにが違反でないのかを明確にすること
であり、彼らが必要としていることは
・それを管理できる方法
のはずである。しかし、
『全米レコード協会(RIAA)は3月に,Gnutellaは使い方が難しい上,ネットワークの信頼性も高くないため,取り締まりを行ほど大きな脅威ではないとの見方を示している。』
なんて言われると彼らも前者を定義しきれていないことは想像に難くなく、HTTPより上のレイヤーでパケットフィルタリングを各ISPが行うのも現実的ではないため、後者も抜本的な方法が無い、というのが結論になってしまう。
最終的には互いに牽制しあって「道徳」とか「モラル」という曖昧な概念で着地点を探す、というのが現実的な動きになるのであろう。
教育によって「モラル」を育て、法律によって「抑止」を行うと。なんだかそれはそれで現実世界と同じでいいのかもしれない。
実際には立法、司法、行政に相当する機関が私たちの「この世界」には存在しなく、誰もそんな大それたものを運営するリスクや責任を取るつもりがない、という状況が構造的にできあがってしまっていることが実は課題なのだと思う。
RIAAやMPAAが単に警告メール(実は文面を読んでみたい)をばらまくだけではなく、
「セキュリティ技術開発企業への投資」とか
「子供へのインターネット教育を支援するNPOへの寄付」なども
行ってくれるのであれば、応援したくなるのだが。
映画も音楽も業界としては売るほどカネ持っているわけだから、それくらい期待したって罰は当たらないはずだ。
物事を動かすことができるサイドの人たちには「ガキくさい」行為で慌てる姿をさらして欲しくない。オトナでしょ。
2001年04月06日
MIT、Web上で講義資料を無償公開
http://japan.internet.com/busnews/20010405/10.html
これを究極の「知」のオープンソース化と言わずしてなんというのだろうか。今後もこうしてrawな情報は誰にでも手に入るようになってくるだろう。重要なのはそれを解釈する力を養うことだ。
2000年12月02日
電話番号がURLをしのぐ日が来る?
http://www.zdnet.co.jp/news/0011/29/e_url.html?1e0b001610
答えは NO である。
URLに番号のエイリアスを与えるビジネスは他にもいろいろとあるが、個人的にはどれもナンセンスだと思っている。もともとネット上で通信相手を特定するための番号は IP アドレスとして既に割り振られているのだから。
仮に www.yahoo.com というURLが使いにくいのなら、代わりにIP アドレス 204.71.200.75 を使えばいい。しかし、もともとはこの IP アドレスが覚えにくい数列であったため、Domain Name System が世界レベルのデータベースとして運用されるようになったのだ。 DNS が無意味な数列と意味のある URL を相互に変換してくれる。
もともと数列だけであった IP アドレスに URL というエイリアスを割り当てる仕組みが DNS である。これにさらにもう一度番号のエイリアスをかぶせてカネ儲けを企むのであれば、よほど魅力的な value が無いと成功しない。
その value は何かと問われたなら、電話網とインターネット網の相互乗り入れだと答える。個人や企業などの IP アドレスもしくはそれに代わるエイリアスを端末に入力するとお互いの状況に応じて Web サーバがリクエストに答えたり、電話が鳴ったりするのだ。これは IPv6 とVoIP が世に浸透すれば決して実現不可能な話ではないし、きっと電話ビジネスに携わっているプレーヤであれば誰もがその可能性を検討していることであろう。
冒頭に紹介した電話番号を URL に変換するサービスは確かに手元の電話番号から直接サイトに飛べるようになる、という点で便利ではある。しかし次世代のネットワークで電話網とインターネット網の統合が進めば IP アドレスが電話番号に取って代わる可能性も高い。そうなるとこのサービスは過渡的な期間のみ利用されるにとどまってしまう。
ところで、実は IP アドレスと URL は一対一対応ではない。単一の URL へのリクエストを複数の IP アドレスで受け止める負荷分散の仕組みや、複数の URL へのリクエストを単一の IP アドレスで受け止めるヴァーチャルホストの仕組みなどは現在では一般的に使われている。電話の世界でも代表番号などとしてこのエイリアス機能は電話屋のビジネスの一部になっている。
エイリアスビジネスは既存の技術で実現可能であり、切り込み方によってはかなり面白いことができるはずである。P2Pビジネスにおいても「どのように相手を見つけるか」という大きな課題に対してエイリアスという仕組みは避けてとおれない議論である。
さて、ケータイP2Pではどうやって人を見つけましょうかね。個人的には、例えば John Doe と入力すると世界中の John Doe が一覧されたりする、なんてことになると怪しい楽しさがあるのだが‥。
2000年11月29日
メモリアクセスも、自由な通信もできない JAVA enabled i-mode 端末
http://www.zdnet.co.jp/news/0011/28/java.html
結論から言うと、さすがに手堅く賢明な仕様にしてきた、ということに尽きるだろう。
近々登場する JAVA enabled i-mode 端末は非常に限定的な仕様で公開されるようだ。まず、JAVA アプリケーションは自分がダウンロードされたサーバとしか通信ができない。端末同士の P2P なんかもってのほかである。次に、JAVA アプリケーションは電話帳などの端末のメモリを参照できない。サードパーティ製の便利な PIM ソフトが登場すること当分は期待できない。
こうした窮屈でつまらない仕様がなぜ賢明か。理由は二つある。ひとつはセキュリティと安定性である。単独の無線キャリアとして抱える顧客数が世界最大の i-mode サービスは何をやるにしても世界初の試みであり、注目の的である。少しでも隙を見せれば i-mode 端末向けのウィルスをばら撒かれてしまう。電話帳を吸い出してどこかに集めるような悪質なウィルスが出回ったりしようものなら、それこそ惨劇だ。また、 P2P で通信量も通信料も増えればキャリアとしてうれしいことはうれしいが、予測も制御もできないネットワークレイヤーを勝手に作り出されてはそれにインフラが耐えるかどうか判断できない。新端末発売直後にネットワークが落ちまくり、ということになればキャリアとしての面子がつぶれかねない。
もうひとつの理由はサービスプロバイダとしての主導権を強固に維持するためには Hub & Spoke の「Hub」を押さえる必要があるからだ。世界から注目される i-mode はこれまでサービスを揃えかつ押さえることで勝ちつづけてきた。新しい JAVA ベースのサービスもしっかり支配下に収めていくことが勝者でありつづけるための条件なのである。「Hub」との通信を限定することが即ち支配力の維持に繋がる。
勝者が勝者でありつづけることに固執すると取れるリスクがいつの間にか減っていく。その取れないリスクを後発のプレーヤが積極的に取っていくことでマーケットが活性化され、競争の結果エンドユーザがハッピーになれば嬉しい。
次世代ケータイの実用化で世界の先陣を切る日本が世界の手本になれるかどうか。これからがいよいよ面白くなってくる。
2000年11月28日
A Star Wars Defense to Hackers
http://www.wired.com/news/technology/0,1282,40297,00.html
DoS (Denial of Service)攻撃とは通常、特定のサイトに立て続けのアクセスを行うウィルスをばら撒き、感染が十分に広まったしかるべき後に同時に起動させるという厄介な攻撃である。攻撃元が広範に分散しているため、Webサーバが80番ポートをインターネットにさらしている限り、理論的に防ぎようが無い。
University of Washington の doctoral candidate である Stefan Savage 氏が開発したシステムはISPに導入することで悪質なパケットをフィルタリングし、DoS 攻撃防ぐもののようだ。確かにあらゆる ISP がこうしたインテリジェントパケットフィルタリングを行うようになれば、DoS 攻撃を止めることができるかもしれない。
問題はその防御システムを導入するコストが結局エンドユーザの通信料に跳ね返ってくることだ。システムを導入すべきなのは攻撃される Yahoo.com や Amazon.com ではなく、潜在的な攻撃元となるエンドユーザが契約する ISP だからだ。
必要なサービスが落ちるのはみんなが困るからそれを防ぐための費用はみんなで分担すべきなどという論理で ISP は投資家を納得させ、エンドユーザは知らないうちにその負担を課せられることになるだろう。
どんどんインターネットの構造は複雑怪奇なものになり、あちこちでわけのわからないコストが積み上がっていく。Hub & Spoke 型のネットワークは一体どこに落ち着くのだろうか。必ずしも P2P 型のネットワークは万能ではないが、今後の新しいプロトコルは Hub & Spoke 型での教訓を十分に反映させたものである必要がある。
ウィルスを作る技術に最も熟知しているのはアンチウィルス関連企業である、というのは良く聞く皮肉だ。しかし、戦争を起こしては軍需産業でボロ儲けをしていたかつての怪しい国々と同じことはしないで欲しいと願うばかりである。
2000年11月24日
EC関税回避策としてPS2にBasicを追加し発売
http://www.theregister.co.uk/content/1/14534.html
コンピュータとゲーム機の関税が異なるのもかつては特に問題なかったのかもしれないが、メディアミックスが進む現在、そのような区分の仕方が無意味になってきている。ナンセンスにナンセンスで応えるソニーの喧嘩を売るような姿勢の是非はともかく、ナンセンスであるというメッセージをきっちり行動で示してくるところは頼もしく、個人的にも嬉しい。
2000年11月23日
ボツリヌス毒素の注入でシワが消える
http://medwave.nikkeibp.co.jp/health/taiken/f_tai001202.html
『日経ヘル編集部の記者T(35歳、女性)です。
今回、美肌班でのお仕事で与えられた使命は、「ボツリヌス毒素の額への注入」でありました。ボツリヌス毒素を注射することで筋肉を部分的に麻痺させ、眉間のしわやカラスの足跡などの表情ジワを消すというミラクルな治療法なのです。(中略)この効果は4~6カ月ほど続くとのこと。お値段は5~8万円です。 』
要は毒素注入によってシワの原因になる筋肉の動きを止めてしまうということらしい。それを「治療法」というかどうかは疑問だが、筋肉麻痺によるシワ防止に月々1-2万円の費用をかけても構わない、という女性の執念には圧倒される。これは人に美しく見られたいから、というよりは自己満足の方が動機なのだろうけれど、自分に執念を燃やすのはいいことには違いない。オトコにはこういう執念というのがなかなか無いため新鮮だった。せめて一日一度くらいは鏡を見てイケてない顔してないな、という確認くらいはしないとね。
2000年11月16日
バーガーキング ジャパン株式会社マーケティング部ハイパーリンク要請係
http://www.jtnet.ad.jp/WWW/burgerking/law.html
こっちは自由にリンクしてよいのにこっちはダメなんだそうな。「法律に関するお知らせ」というところに申請が必要である旨、記述があるのだが、一体どんな法律に関係するのだろう。
ハイパーリンクは自由に貼るのが基本です。リンクで飛んできた相手に見せたくないのであればそれはサーバ側で拒絶すればいい。インターネットでサイトを公開する際にコンテンツを守るのは公開側の責任であり、周りに責任を押し付けるのはナンセンス。
サイトを公開するのには許可なんて必要ないのに、リンクを張るのに許可が必要なのは何かおかしくありませんか?
2000年11月10日
IT教育における“企業の役割”を忘れていないか?
http://itpro.nikkeibp.co.jp/free/ITPro/OPINION/20001109/1/
先日のモラルハザードの件でも触れたが、IT企業の教育は様々な課題を孕んでいる。個人的にはベンダー資格は製品の知識を入れるだけなのでナンセンスだと思っている。教育によってスキルを上げることを狙うのならやはりケーススタディをやるべきだと思うのだが、それをIT教育の現場で行っているのを聞いたことがない。
100台のUNIXサーバを一人でバックアップするときに何がボトルネックになるか、という問いに対して「DATテープの皮むきとラベル書き」だと答えられるSEが果たしてどれくらいいるだろうか。
座学でそれを学ぶことはできないし、各人が経験して初めて理解する、というのでは効率が悪すぎる。実際に業務で起こりうる状況を想定してグループで討論するケーススタディはビジネススクールだけで有効な手法とは限らない。
2000年10月31日
IT業界にモラルハザードは起きているか
http://itpro.nikkeibp.co.jp/free/ITPro/OPINION/20001030/2/
原因筆者の述べるように「需給過多」であるIT業界の過渡的な状況にあることは間違いないが、これはコントロールのしようがない。問題は人材育成がままならないうちに新米を兵隊としてゲンバに送り込まざるを得ないインテグレータが多いことである。本来インテグレータのマネジメントサイドが「そんなんでは客前に出せない」ときっちりと一線を引くべきなのであるが、生きるか死ぬかの競争にさらされているため背に腹を変えられない。
完全な悪循環である。
しかし、発注側も最近はノウハウを身につけてきた。分母が増えているために、目に見えるトラブルの数も多いが、今後はやはり淘汰が進むであろう。例えば英文科出身の新入社員に手順書を渡し「テストをしながら覚えなさい」といきなりゲンバに放り込むようなプレーヤは仕事がこなくなり、消えて無くなるに違いない。
新人に教育を施す体力があるところはきちんと教育し、余裕がないところは無教育の人材を採用しなくなる。事業として成長するためには前者になることが不可欠であるため、インテグレータにとって重要なのはやはり教育を施す体力を身につけることであろう。
大学までの教育機関はというと、日経朝刊の「教育を問う」でも指摘されているように現在崩壊寸前であり、そこに期待はできない。問題の根はかなり深いが、オトナ社会が責任をとるべき課題である。
2000年10月30日
KDDI,IMT-2000のパケット料金を現行の100分の1に、コンテンツ配信を促進
http://itpro.nikkeibp.co.jp/members/NNM/SUBJECT/20001027/1/
パケット通信網の速度が14.4kbpsから384k~2Mbpsへと上がり、使用料は現行の0.1~0.3円/packetの1/100になるという。つまり単位時間あたりのコストは現行の0.27~1.4倍になるということだ。なるほど、これならエンドユーザには価格の上昇よりもサービスの向上の方が大きいと感じられるだろう。KDDIにとっての課題はシンプル。技術的な実現性と、投資回収の見込みである。
2000年09月05日
Two faces and Big Lies
http://lwn.net/2000/0803/a/big-lies.php3
そうなんですよ。DVDの暗号であるCSSとか、リージョンコードてのは結果的に守っているのはコンテンツではなくて、DVDドライブのマーケットなんですね。コンテンツを守る唯一の方法は複製するのに必要な費用よりも安くコンシューマに提供することのはずです。防御するのにコストをかけず、提供コストを下げることをなぜ考えないのでしょうね。コンテンツの価格も画一的にしてしまうのではなく「時価」にすればいいのに。情報とお金が流通するインフラが整ってくれば変わってくるのかな。
2000年07月19日
新しいトップレベルドメインが発行される見通し
http://www.hotwired.co.jp/news/news/20000718101.html
ようやくトップレベルドメインが追加されることになりましたね。これで醜い「.com」ドメインの争奪戦や、それにまつわる意味のない訴訟に対する解決の方向性が見えてきました。ICANNの投票は大事。衆院選挙なんかよりずっと投票しがいがあるから、ぜひみんなで投票しよう。
2000年06月06日
Gnutellaが検索エンジンへ
http://japan.cnet.com/News/2000/Item/000601-7.html
Gnutellaの意義は現在のインターネットのポータル至上主義をひっくり返す(でもしごく単純な)発想に基づいているところにある。ユーザアカウント収集競争はいい加減やめて、資本を持つプレーヤはユーザ主体のコミュニティをいかに育てるかもホンキで考えなくてはならない。理想はやはり管理されたポータルと、混沌としているがダイナミックなコミュニティのバランスがとれることだろう。個人的には後者の世界をうろうろするのが好きなのだが…。
2000年06月01日
第3世代携帯電話システムの標準化団体 3GPPが「IPv6」の採用を承認
http://press.nokia.com/PM/782371.html
モバイルIPやIPv6、携帯電話各社の買収合戦や世界的なシェア争いなど、着実に地球人総背番号制の足音が近づいてきていると感じているのは私だけではないはずだ。
2000年05月09日
OSSのモデルは「非営利によるビジネス」というより、「民間によるインフラ形成」だ
http://www.hotwired.co.jp/bitliteracy/interview/990413/index.html
國領氏はいつも発言が気になる先生の一人だ。ネットワーク上の人間関係のあり方、その関係が形成する「場」が付加価値を生み出す構造について語るその切り口には共感することが多い。この対談の中で氏は Open Source Software モデルの成功条件としてインセンティブの維持とモジュール化による分業の二つをあげている。要はこの二つを満たせない対象は OSS として成功するのは難しいということだ。氏はまたビジョンを示せる人「ビジョナリー」の存在が重要だとしている。OSS モデルに不可欠なのはカリスマ的なコーディネータだというわけだ。しかし個人的には「ビジョナリー」よりも「種まき人」が重要だと思っている。前述の二つの成功条件はビジョナリーが与えるモノではなく自然と生まれてくるモノであり、それが生まれやすい土壌に生命力ある種を蒔くことが本質的な成功条件ではないかという気がするのだ。確かに Linus 氏は絶妙な種を蒔き、それを上手に育てることができる「ビジョナリー」であったが、狙ってその種を蒔いた「種まき人」だったわけではない。アンチ体制という共感がインセンティブへつながり、協力者が独自の意志でアメーバが広がるように様々な方向へ開発を進めたために成果がモジュール構造になっていったのだ。実は必要十分条件が逆なのではないか。OSS の次のステップは「種まき人」の出現如何にかかっていると思う。「種まき人」を支える環境も必要だ。Gnutella などはその意味でいい線行っているのではないかな。相変わらずインセンティブはアンチ体制感情ではあるけれど。
2000年04月19日
Gnutella
http://www.zdnet.co.jp/news/0004/17/gnutella1.html
こういうのこそインターネットらしいvalueだと思っているんだな。C to C を直つなぎする仕組みの一つ、Gnutella。むかしから Hotline とか Napster とかいろいろとあったけれども、この手の仕組みがそろそろ日の目を見つつあると言ってもいいだろう。今はまだ違法コピーソフトやポルノ関連で取りざたされているという段階だけど、これに課金システムが乗ってくると話が変わる。Customer とBusiness の境界は曖昧になり、C2C と呼ばれている分野に情報マーケットなるものが出現し、世の中がらりとかわるはずだ。「C2CからP2Pの世界にかわるということですね」、ベンチャーを立ちあげている友人はこの話を聞いてさらりと People to People という新しい言葉を創ってしまった。概念としては非常に primitive で、実は基本に立ち返っているだけなんだけどね。
